長谷川家

現代社会が生み出したモンスター

ディベート

んん? フォッカチオwwww
小学校の頃の話をしますな。
討論会や話し合いという名目でディベートみたいなことをクラスでやっていましたな。
いわゆる総合の時間をうまくつかっていたのですな。
普通の授業も潰してやっていた気がしますが気のせいですな。
緊急の道徳の時間がしょっちゅう開かれていたのでまあいいですな。
ルールがいくつかありましたが、
とりあえず話し合いで相手に勝てって感じでしたな。
そう、共感するコミュニケーションではなく、戦うコミュニケーションでしたな。
俺っち達は話し合いをやりまくった末、思考が中学生どころか小学10年生レベルまで向上しましたな。
勝敗の判定は先生が決めていましたな。
先生は審判のような役で、話し合いに仲介することはありませんでしたな。
学校の授業というものは意見するより、むしろ話を聴いているかで評価されるきらいがありますな。
また、現代社会でも傾聴力であったり、相手に共感する力であったり、
このような摩訶不思議な力が問われがちですが、
ここの討論会ではいかに話し合いで相手に勝つかに重きが置かれていたので、
様々な戦法が生まれましたな。
いくつか紹介しますな。
 
それ、おじいちゃん・おばあちゃん・おとうさん・おかあさん、○○さんがいってたよ。
完全な権威主義ですな。
自分の発言に影響力がないことを鑑みて
自分が知っている中での権威を持ち込む戦法ですな。
強くないので使う人はいなくなりましたな。
 
○○くん・○○さんが言ってました。
上述の戦法の応用ですな。
○○くん・○○さんは決して言ってはいないんですが、
言わせたことにするっていう戦法ですな。
たいへん強力で大人になった今でも使っていますな。
口は災いのもと。人の口に戸は立てられませんな。
 
それ、俺・私が言ったよ。
 
前述の戦法の応用ですな。
相手の意見をパクって、言ったと言い張りますな。
自分で考えるよりも相手の思想をコピーした方がはやいですな。
要するに勝てればいいのでこのような戦法も使われますな。
 
例を紹介しますな。
討論会は毎回決められた2つのチームで行われていましたな。
題目について話し合いをしますな。
 
???「――ってわたしは思います」
俺っち「それ、僕がいいましたよ」
???「長谷川くん言ってないじゃん」
俺っち達チーム「長谷川くん言ってたよな」「きいたぜ」
時間経過で???の意見が流れる。
こんな感じですな。
 
○○くん・○○さんは言い方を変えただけで僕の意見と同じです。
 
いわゆる言葉や表現の仕方を変えただけで僕と言ってること同じですよね、
ってやつですな。
同じではないんですが、勝つためにはゴリ押しが必要ですな。
 
相手の口を封じる。
 
末期に生まれた戦法ですな。
こちらが意見し終わった直後に、返答するガキの口を手で塞ぎますな。
返答できないと相手の意見を受け入れ、負けたことになるので、
最強ですな。封殺ですな。相手の意見を発動させませんな。
高飛車な女にこの戦法を使ったときのことなんですが、
きもい汚いxx菌が移る等とのたまってる間に負けていましたな。
ちなみにバリアって言っても負けるんで最強ですな。
相手の意見を言わせないのが最適解でしたな。
ちなみに、「言いたいことは言わせてあげないとかわいそう」という考えに達するのに数年ほど要しましたがな。
これは現代社会でも似たような事例が散見されますな。教室は社会の縮図なんですな。
言ってもわからない奴は殴ればいい。
戦争での武力行使。随所に見受けられますな。
ペンは剣よりも強しではないんですな。
 
だって、それ○○じゃん。だって、そうじゃん。
 
とりあえず、わかっているかのようにじゃんじゃん言い張りますな。
大人になると強がりをいってるんだなで終わりですが、
子供だと通用しますな。
語尾にじゃんをつけるのは強力極まりないですな。
 
そんなこともわからないの?
 
とりあえず、相手を逆なでしますな。
 
それとはちがう。
 
「いや、そういうことを言ってるんじゃない」が適訳ですな。
相手が、そうなんだ。
じゃ、それ○○じゃんと自己主張してきた際に使えるテクニークですな。
図星やウィークポイントを突かれたときにも使えますな。
単なる言い逃れですな。
 
ハイハイハイ! 忘れましたー。
 
挙手をして意見を述べるというルール上、
とりあえずハイハイ連呼して起立した後、
忘れましたーで考える時間を稼ぎますな。
適当なことを言って時間を稼ぐのも良しとされましたな。
自分の意見を言うこと素直な気持ちを言葉で伝えるって大事なことだと思います、な。
 
声が汚い。
発言し始めたら、声が汚いでとりあえず言葉の暴力をしますな。
やる気をなくしたら勝ちですな。
そんなことで意気消沈しているようでは、
先が思いやられますな。
 
勝ち、勝った!
負けても捨てゼリフを吐きますな。
負けてふてくされるのではなく、
まるで勝ったかのようにニコニコしているのが大事ですな。
 
意味がわかりません。
DQNが「はぁ、意味わかんねえ。あいつマジ意味わかんねえし。はぁマジ意味わかんねえし。はぁ、意味わかんねぇ。マジしね」って連呼しているのと同じですな。
 
もう一度いってください パードン戦法。
聞き取れなかった、何を言っているかわからなかったもいいんですが、
もう一度いってくださいの方が強いですな。
 
こんな感じでツーチャンネルに見られるようなロジックバトルに明け暮れたんですが、
 
俺っちはあるとき、言いましたな。
「先生。言い合いで勝つって大事なことなんですか? ケンカと同じです。ボコボコにしてバキバキにし合って、ボコられたやつが泣きながら勝ったと強がり言っているのと同じなんじゃないですか」
みたいなことを言ったら、先生は胸を打たれていましたな。
教室の窓は開かれ、安寧が訪れた瞬間でしたな。

 

っていうのは冗談で、

総合の時間は百ます計算とかやってましたよ。

やけに話が具体的だ?

知るかそんなの。